社交辞令という言葉

「社交辞令」と、いう言葉。
大人の社会では、生きる為の術でもあると思う。

私達、大人が、この「社交辞令」を使う時、相手を傷つけることなく、
その場の状況を読みながら、やんわりと話の間の繋ぎとして使ったり、
又は、実現の可能性が薄くても、相手の機嫌を損ねることなく使う
言葉として用いることがある。

例えば、相手の誘いを断る時を例にしてみると。
（相手が「～しませんか？」と、食事に誘ったというシチュエーション。
　誘われた人が「そういう機会があればいいですね」とかわす）とかね。

上記の文章見ると、誘われた人は、やんわりと言いながらも…
その人の意思は「行きたくない」という感情が伝わってきます。

別に上記のようなシチュエーションとかではありませんが、
自分が10代の頃に「社交辞令」を、自分より年上の人から使われると、
純粋に信じてしまうものだと思う…。
その頃の年齢で、相手の言う事をどこまで状況把握できるのかは、
限度があるし…罪なのは大人と言うべきか、それとも…？

20代半ば過ぎの「大人の世界って～」と言うのは、変かもしれないけど、
「社交辞令」もその場の空気感を読み取れる人も居れば、
そういう空気感を、そのまま受け取ってしまう人も居るし…難しい。
そして、あらためて感じたこと…。
大人の世界って、難しいし、少し厄介だ。

正直すぎて周囲との争いが始まるよりも、生きる為の術である、
「社交辞令」どこまで信じて、どこまで都合よく使えば人と人との
空気を汚さずに、うまくまとまるのだろう…。

「そんなの、その時の空気感で、乗り切ればいい！」と、感じる半面、
微妙に気になってしまう自分がいた。

大人の世界は難しいことが多いです……。