現実と幻想と……目の前の霧

今頃になって、やっと自分の意見が活かされていた。
しかし、現在、気づいた時には、自分は違う場所にいた。

そこに、残ったものは自分の信念と意見だった。
それ以外のものはどこかに流されていた。
しかし、誰かの為になれたのならばもう後悔なんてない。
人の為になることができたのならば、自分は本望だ。
良かったね。頑張って。
でも、もう誰も悲しませないようにねと願った。

旅の途中で見つけられたものは沢山あったけれども、幻想が多かった。
皆の心が平和で、どんな人達とも仲良くなれたら良いのに。
きっとそれは無理なんだ。
でも、相手側の思考を理解しようとする姿勢とか……。
同じ目線に立って見ることは大切なんだ。

今頃になって、わかっても、そこには人影がないのならば。
今度、そばに来る人達を大切にして裏切らないでいてあげてほしい……。
こんなことがあるたびに、人間を信じるのが怖くなっていくのだから。
大人になったら黒い心、グレーの心になるものなのかな？
心の中の色は、自分で決めるもの。
誰にも染められない色になっていなければ、いつか色が変わる。

一つ何かを失えば、また何かが新しく生まれて、何かに出逢える。
そう信じたら、前に進むことは怖くはないはずだ……。
でも、時々、道の目の前に霧がでてきて前が見えなくなるような
そんな気持ちになってしまうのは何故だろう……？

時々休みながら、前に進もうとすれば良いのかな？
霧はいつかは晴れるものなのかな？
迷子になりそうになったら、地図を見れば良いのかな？
どれが正しいのか解らなくなってきた。

心の迷いや苦しみなんて、自分にしか、きっと解らないもの。
他人に話したところで、本当の心の重みは自分自身しか知らない。
でも、誰かが手を伸ばしてくれるのならば、掴んでも良いのだと思う。

最後まで解り合えない人間関係もあれば、少しの時間で解り合えるような
そんな人間関係もあるもの。
心を開いたり、閉じたりするのは簡単だけど。
閉じ過ぎていたら、何も新しいことや、明るいことにめぐり逢えない。
心の扉を半分だけ開いて、前向きでいたら良いのかな。

目の前の霧なんて、自分で作りだしたものかもしれない。
掴んでも、掴んでも、掴みきれないし晴れないけれども。
苦しい、苦しいと思っていたら、きっと、苦しいままだけど。

誰も信じられない気持ちになりかけたら、自分のことは信じてあげよう。
自分自身を信じてあげたら、きっと、少しでも明るくなれるから。
霧は少しは晴れるはずだから。

心の中で、現実と幻想が交差したり、目の前の霧が邪魔をして、
何が真実かを解らない状態にさせているけれど。
前に一歩だけ踏み出してみたら、きっと、景色が変わり始めると思う。
これから先が、暗いものでないようにと信じて進むこと。
怖くても、明るいものが見えてくると信じること。

無駄じゃない。全部が無駄じゃあない。
苦しい日々にも、自分がしてきたことにも、皆、それぞれ意味がある。
意味のない毎日なんてないから、誇りを持って生きないと。

自分は、地球の中ではちっぽけで、時々、無力に感じることもある。
でも、少しずつでも何かを変えて行ければ、今とは違う未来が、
きっと待っている気がする。

苦しい、辛いだけが、生きることではないならば、いつか見えるのは、
希望だから、諦めたら行けないのだと思う。
前向きになって、一歩踏み出していくこと。
時々、転んでしまうけれど、また立ちあがることができれば大丈夫だ。

一人でも立ち上がり、本当の意味で折れない心があればいい。
過ぎてきた過去にGood bye.
新しい自分に出逢えるように、自分を信じて進みましょう。
きっと、また、何かを見つけられることができるはずだから。
__________________________________________________________________

春がThemeの現在の、自分の状況的なPoemみたいなものです（苦笑）
最近、落ち込むことがあり、何らかの形で表現したかったもの。
抽象的に記してあるので、差し支えはありません。
人間達は、解り合えそうでもあり、解り合えないものでもあるとか、
そんなことも表現してみたかったから、こんな文体の表現になりました。
最近、浮き沈みが激しいのですが、最後の締めは明るいです！
皆、毎日、色々と大変だけれども、明るくいきましょう。